
件の930SCだが、どうも海外製のOMNIAとは全くの別物ということが判明(プロポーションサイズそのものが違う)したので、ハードウェアをもう少し細かくみていく為に、再度分解してみることに。
まず、外せるもの(バッテリとか)は全部外し、赤矢印の部分のネジ4本を外すと裏面筐体(色がついている部分)を分離する事が出来る。ネジ以外にはサイド部分にツメが出ている(フレームから外向きにツメ)ので、プラスチックで出来ている裏面筐体を割ってしまわないように慎重に取り外す。

裏面筐体を外す際に、マナーモードボタンとホールドボタンが脱落するので無くさないように注意すること。これらはフレーム側に「乗っかっているだけ」状態だ。
評価機なので水没シールの有無等一部製品版と異なる部分があると思われる。が、基盤そのものはおそらく同一品だ。SIMカードスロット部とmicroSDカードスロットは同一のドーターカード上に実装されており、フラットハーネスを経由してコネクタでのみ固定されている。また、510万画素が自慢のオートフォーカスカメラもユニット化されており、レンズ部はフローティングマウント、こちらも同様に基盤(チップ付き)を経由してコネクタで固定。どちらも液晶面を観察するのに邪魔になるので外しておく。

左右中央にフレームにメインユニットを固定しているネジ2本がある(片方はアンテナケーブルの下)のでそれらを抜くとメインユニットとフレームを分離する事が出来る。ここでわかったのが、フレームはプラスチック製ではなく、メタルダイキャスト製ということ(つまりミニカーとかと一緒)。また、ユニット部のフレームにもダイキャストが使われていることが判明。強度を稼ぎ、かつ、製造コストを下げることに貢献しているんだろうけれど、このダイキャスト部分を別の素材にすれば更なる軽量化が可能だ。

フレームを外すと当たり前だが表面にあるボタンがユニットで外れる(というか落ちる)。例によってこれも乗っかってるだけだ。オリジナル(海外版)のOMNIAは中央が光学センサーになっているのだが、日本版はご覧の通りただのボタン。基盤レベルで別物ということがよくわかる。
中央のクリアボタンは別パーツになっており、裏側に貼られたゴムによってのみ支持されている。このパーツをスモーク化してやれば「見た目海外版」になりそうな予感がする(笑)。

さて、気になっていた液晶面Samsungロゴ脇のヒケの部分だが、フレームを外してみるとなんとタッチパネルシートのコネクタが…。ヒケというより物理的にそこに何もないというヤツですな。
さらにタッチパネルシートはベースとなる液晶パネルよりもサイズが若干大きい。しかもフレームとの間にスキマを設けているので、ここにホコリ(ウチの場合主に猫毛)がたまり非常に厄介になるのは必至なので、低反発スポンジ等でフレームとのスキマを埋めて欲しかった。

サンドイッチ構造のアップ。iPhoneとは違って感圧式タッチパネルがあるのがわかる。感圧式にすることにより、スタイラスはもとより、ツメや指など圧力をかけられるものならなんでも反応するところが便利なところ。逆に「圧力」を検知するので、表面を平滑にしにくいというのと、液晶保護シートを貼ってしまうと反応が鈍くなるというのが欠点。

分解した際もそうだが、ちょっとした刺激でボタンが脱落するケースがあるのだが、原因はこれ。このベロみたいのでボタンを留めているのだけれど、コイツがなんらかの拍子に落ち込んでしまうと戻らなくなる可能性がある(といっても、おそらくめったなことでは落ち込まないと思われる)。

ちゃんと組み付けるとこうなる。簡単そうだけれどこのベロを正しい位置に差し込むのは意外と大変な作業だったりする。
ユニットに突っ込みどころ満載なのだが、ビジネスとコストのことを考えるとこの辺が妥協点かなということ。日本専用版だということを考えるとかなりよくやっているというのがよくわかる。品質的にもどんどんクオリティが上がっているし、確かに今コレを評価するとそれなりの評価しか出せないが、確実に他のメーカー以上の速度で進歩しているのは確か。次とか次次とかのモデルが非常に楽しみだ。
※組み付けは分解時と逆の手順でやればいいとどこでも書くんだけれど、勘所を知らないと当然だが元通りにはならないのは言うまでもない。




Samsung社のお呼ばれで本日から韓国に出かけてきます。








