Vanguard ABEO Pro 283CGH
_DSC4696

さて、Vanguardの三脚は2度目に…ということで、お借りしたのはVanguardのABEO Pro 283CGHというヤツ。ガングリップタイプの雲台と、水平になるエレベータで構図の自由度が高い…という売り込み文句でして、なるほど、これならローアングルも…と。

まず全体的に見るとさすがにしっかりした足、カーボンで軽量と文句の付けどころはほぼなしと言っていいだろう。一般的にカメラそのものと違って三脚っていうのはソレそのものの写りに対する影響度が低い事もあって、いざ選ぶとなると悩むところなのは確か。ん十万円もするプロ用ハイスペックが良い…というのは確かにそうかも知れないけれど、作りの基本がちゃんとしていればいい。そう言う意味ではVanguardさんところは及第点を取ってるんじゃないかな、と思う。

この三脚+雲台では、グリップ部についたボタンでシャッターが切れるという機能が付いている。簡単に言えばレリーズになっている訳で、ケーブルでターミナルと接続するだけという簡単なもの。先日の夜景撮影で使ってみたけれど、ん〜、これはちっと使わないかな…と。ガングリップタイプなのでボタンとカメラ本体に距離があり、かつ、しっかり固まっているとは言え、雲台の上に乗っかっているのでブレないかなと。1,500万画素クラスなら問題なさそうだが、3,000万画素オーバーになると微妙かも(等倍にするとわかるようなブレがいくつかのカットに出てたというのも事実)。ある意味、オマケ的要素と割り切った方がいいかも知れない(レリーズはそう高いものではないので)。

標準で付いて来る石突のところのフラップ、これ、ウチの用途では邪魔なだけだなぁ。荒れ地とか不安定な場所で威力を発揮するんだろうけれど、基本フラットな面で使うことが多いということと、三脚を移動する為に持ち上げたりすると、場合によっては下がってしまい、次に置いた時に折れ曲がって結構危険。スタジオの布の上で何度かひっかけてしまってヒヤッと…。ゴムで出来ていて簡単に外せる+外してもちゃんと一般的なゴム足になっているということで、オプション的に扱えばヨシ…と。

エレベータシャフトを横向きに出来るという構造上、シャフトそのものが受けより若干緩めに出来ているんだけれど、ちょっと緩いかな。締め込み固定なので気にはならないんだけれど、ヨコにした時に頭が下がる(ガタの分で)ので注意。ついでに、エレベータ固定のネジの締め込みが甘いと結構大変なことになりそうな予感がするのでこちらも注意。例えガタが少なくてしっかり締めて固定したとしても、三脚という特性上、使い方によっては非常に不安定になるので、センターより飛び出している部分に1本の足が向くようにセットするのは言うまでもないが、出来れば重し(例えばカメラバッグ等)を使った方がいい(特にシャフトを横にして使う場合)。

欲を言えば、エレベータシャフトそのものもカーボンにして欲しかったかな、と少し思う。ここだけ(おそらく横強度の関係だと思うが)アルミなので、カーボン三脚としては重い方かな。と言っても、雲台で重さが変わる訳で、シンプルな自由雲台とか付けていたらもっと軽く感じるんだろうけれど。

最後に三脚の全メーカの人に言いたいのは、収縮する足に小さくていいからメモリ付けて欲しい。足を全部伸ばして撮影することなんてほとんどなくて、大体は自分の目線に合わせるか、被写体に合わせて高さを調整することになる訳で、これをエレベータで出来る時とそうでない時が存在する。また、例えエレベータで出来たとしても、エレベータ長が長くなればなるほど不安定になるのは否めないので、足にメモリ(大まかでもいい)があれば、それなりの長さで固定とか出来て便利なんじゃないかな、と。

センターが折れる(エレベータが横になる)タイプの三脚は、先にも書いた通り設置の自由度が非常に高いのが大きな特徴。ウチみたいに基本スタジオ、若干夜景なんて偏った使い方する人としては、その性能が十分に発揮出来ないんだろうけれど、山とかで撮るのをメインにしているのであればいいんじゃないかな。

※あ、そうだ。折角ケース付属していて便利なんだけれど、これの底の部分、部分的でもいいのでゴム引きにして欲しいっす。スタジオとか自宅のフローリングとかで滑って転んで猫ズびっくり…涙。


このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら

みんぽす

2 responses
border.

これ見てて便利そうな反面、ぶれないかな…と思ってたら、やっぱり微妙にぶれるのね。実は、アルカ互換になってるから便利そうなんで頭の部分だけ買おうかと思ってたけど要検討だなー。

V.J.Catkick

普通に正副予備と切ってて1枚微弱なブレ(3,500万画素ぐらいで撮って、等倍にした時に「あ、これもしかしたらブレてるかも」ぐらいの感じ)が出るか出ないかぐらいの感じかな。雲台としては及第点だけど、雲台単体は結構重量があるっす。

add your comment

*First time to comment? Please comment in English or Japanese to avoid your comment as spam.