Q10のジレンマとターゲット層(Pentax Q10 その4)
_IGP0967
実は右端にgoma氏が写ってたので、ほんの少しトリミング
ここ10日程自分含め他人様向けのコードとかばっかり書いていて、すっかり自前サイトの中身の方がご無沙汰なんですが…。えぇ、レビューが溜まってます…すいません、やりますやります…ということで、Q10。例によってフィッシュアイです。イイネ、これ。

さて、この手の超小型レンズ交換式ミラーレス、どのメーカーのソレも同じなんだけれど、最大のネックはレンズ交換。一般的なサイズのデジタル一眼ならある程度の覚悟を持って扱うだろうから、そう気になる作業ではないのだけれど、小さいが故、レンズ交換がある意味億劫になることもある(無論、小さいというメリットの方が大きいのだが)。いざ撮ろうと思った時に若干「面倒だな」と感じてしまうとでも表現すればいいのかも知れない。勿論、「これしか」持ち歩かないのであればそういったことはないのだが、ウチの場合は最低でもAPS-Cのボディ+レンズ2本、それにコンパクトデジカメとiPhoneを持っていることが多いので、そこに割り込む、もしくはどれかのリプレイス…となると実に微妙だ(所謂「やっている人」的な発想で申し訳ないが)。

ウチがこのサイズに求めるものは、このサイズでマニュアル操作が出来るという一点に尽きる。つまり、コンパクトデジカメではやりにくい(出来る機種もあるので)マニュアル露光を扱えて、かつ、コンパクトデジカメと同じかそれに近いサイズを実現しているものということになり、また、コンパクトデジカメサイズだからこそ、速写性を求めたいとも思っている。出してさっと撮れる…ってヤツね。

つまりよくよく考えてみると、ものすごくニッチな層がメインのターゲットになるんじゃないだろうかしらんとも思ってしまう。エントリクラスも含めて一般的なデジタル一眼ユーザからしてみれば、(レンズの互換性も含めて)ダウンサイジングというメリットのみになってしまうし、じゃぁコンパクトデジカメユーザからのステップアップかと思えば、昨今のコンパクトデジカメはかなり性能が上がってきているので差別化が難しい(ここで言う「差別化」とは、画質を含めた総合パッケージでの素人評価をベースに考えた場合)。サブカメラや旅カメラとして考えたとしても、そうなるとバリアングル液晶やファインダが欲しくなるし、トイカメラの系列としては高価だ。

QシリーズがQシリーズであるためには、こうしたビジネスとしてのターゲット層、パッケージとしての価格帯、そしてコンパクトさと機能性と、非常に細い綱渡りを続けなければならないかも知れない。確かに言えることが、レンズ交換式ミラーレスの中に埋もれてしまっているものではないと思うし、アイデンティティはしっかりしている訳だからそう心配はしていないのだが。

個人的には、現在は存在しないマクロレンズ系を増やしテーブルフォトをメインに据え、コンパクトデジカメとの住み分けを明確にするために、フィッシュアイやシフトレンズ等の特殊レンズのラインナップを増やしていけばいいんじゃないかなぁと思う。特殊レンズ系(トイクオリティだとしても)は一般的なデジタル一眼ユーザでも手が出しにくいエリアなので、伸びシロはあると思えるのだがどうだろうか。

次回は望遠を試してみる事にする(まだ続くらしい)。

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら

みんぽす

add your comment

*First time to comment? Please comment in English or Japanese to avoid your comment as spam.