
単4、2本で使えます
さて、件のRicoh GR Digital II、外出時には必ず持ち歩きあれこれ色々な使い方をしてみて感じた事をまとめておくことにする。
守備範囲。28mm広角レンズ相当の画角があるので、一眼での撮影時に同程度の画角のレンズを持ち運ぶ必要がなくなった。これも個人の撮影スタイルに多分に左右されるとは思うが、単焦点メインのウチにとっては少なくとも広角レンズの必要性が減ったのは言うまでもない。また、マクロモードで数センチまで寄れる(コンパクトデジカメの強み)のも点数が高く、レンズが単焦点(つまりズームしないという意味で)ということもあって、記録撮影、記念撮影、ブツ撮りと活用フィールドは多岐に及ぶ。「ちょっと撮っておきたい」時にポケットからひょいっと出してパチッと撮れるのはやはりいい。
サービス。プロ向け機材ということもあって、Ricohのサービスが大変よかった。映像素子にゴミがついて絞った時に画像にドットが現れる現象が出たのだが、修理依頼時に「なぜそうなるのか」「だからどこをどうするのか」をきちんと技術者の人が説明してくれ(持ち込み修理だったので)、かつ即日無償修理。ユーザー満足度が高い訳だ。
苦手な部分。全ての部分に於いてオールラウンドに使える…という訳ではない。単焦点であるということ、28mm相当であるということを考えるとうんと寄るか、うんとあおるか、ばーんと広く写すかのどれかが得意となる。無論ポートレートとかも問題なく撮影可能だが、そこは広角レンズの使い勝手ということになるだろう。つまり、寄れない被写体を大きく写すことは苦手、という一般的な結論に行き着く。
ISOは80/100/200が常用範囲。Ricohは400まで自信があるみたいだけれど、太陽光の下でのみという限定なら400までウチの許容範囲。室内撮りの場合400を使ってしまうと、ピクセル等倍で個人的に許せないノイズが乗る。逆に無理な増幅に走ってないとも取れるので、使い方を限定することで納得出来る範囲だ。
動きには弱い。動いているものを撮るのは、ウチの撮影技術そのものの未熟さもあってあまり得意ではないと思う。どちらかというと、止まっているものか動いていてもスローなものが良く、また、夜間になると先のISOとの関係も相まって、被写体ブレが大きくなる。
RAWで撮るとJPGも一緒に記録される。これは賛否両論だと思うが、可能ならオンオフスイッチを付けて欲しいところだ。逆にセピア調とかで撮影する場合、RAWになっているとその効果はJPGファイルのみに反映される(ある意味当たり前)。RAWは通常色で記録されるので、後でチェックが可能。逆に常にモノクロにしておき、液晶では画質をチェック、PCではカラーで画像編集ということも出来るので、なくしてしまうのではなく、やはりオンオフスイッチが望ましいのではないだろうか。
緊急時に単4が使えるのはすばらしい。昨今のコンパクトデジカメは単3、単4が使えるものもなくないが、あくまで少数派。緊急時にはやはりどこででも手に入る電池で急場をしのぐことが出来るのはありがたい。実際、先日の台北に於いて途中でバッテリ切れを経験したが、コンビニで単4を買うことで撮影を続けられた(単4による撮影枚数は少ないが)。エネループを持ち歩いてもいいし、緊急時は「買う」でもアリというのが便利きわまりない。電池をいれる方向がチトわかりにくいが、それは愛嬌ということで。
音がデカい。起動音、AF音が大きいのはソフト的には解決出来ないので致し方ないのだが、AFのジーっという音で猫が反応してしまう(笑)。これはもう少しなんとかならんものなのだろうか…。
電源キーを押してから撮れるようになるまでが長いのも難点。4秒程度かかる保存も微妙に不便。前のバージョンよりかなり改善されたとは言え、保存時に電源を切ろうとしても、レンズは出っ張ったままというのが微妙に使いにくい。これは慣れなんだろうけれどね。
やはり最初に思った通り、GRはデジタル一眼を持っている人が使うコンパクトなデジタルカメラというのが表現的に一番あっていると思う。ただ周囲が「いいカメラだよ」という理由でコンパクトデジカメしか使った事がない人に進めても、あまりよい評価は出ないと思う(ズームないし)。デジタル一眼はバッグの中にあるけど、それを出してまで撮る程ではない…というシチュエーションにぴったりくる。デジタル一眼に比べて画質も負けてないし…。
ということで、個人的には必須アイテム入りしたGRD2。ポケットに入れておいて、ちょいちょい写真を撮るのに便利ということで。
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